河内西国霊場(第1番〜第10番)

第1番 (下の太子)  <御本尊> 如意輪観音   高野山真言宗
〒581-0063
大阪府八尾市太子堂3-3-16
TEL 0729-22-3000
 <交通>
◎JR関西線八尾駅南西徒歩6分。
◎近鉄大阪線八尾駅、
 同南大阪線藤井寺駅より
 各々バスで「太子堂」下車徒歩2分。
 <年中行事>
1月元旦〜3日 正月会
4月22日 聖徳太子会
8月15日〜16日 お盆供養 絵灯篭
用明天皇2年(587年)4月仏教導入をめぐり蘇我・物部の二大豪族が対立し民族の一大悲劇が展開された。乱後太子は仏法の「和の精神」を後世に伝えるため太子堂を建立され、自から16才の肖像を刻まれ安置された。推古天皇は太子の徳を讃えられ、「大聖勝軍寺」の寺号を与え、わが国仏法発祥の道場とされた。天平勝宝8年(756年)2月聖武上皇は「大聖勝軍鎮護国家寺」の称号と共に勅願寺に定められた。
中古の寺院図を見ると「渋河寺」「竜華寺」「日羅寺」等の増坊をもつ大寺院であった。
由緒深きをもって、明治24年4月10日明治天皇は特に保存金を下賜された。
第2番 (久宝寺観音院)  <御本尊> 十一面観音   融通念仏宗
〒581-0072
大阪府八尾市久宝寺3-4-25
TEL 0729-91-2156
 <交通>
◎JR関西線久宝寺駅北東徒歩10分。
◎近鉄大阪線久宝寺口駅南西徒歩15分。
<年中行事>
2月3日 節分会(星供)
8月17日 お盆大施餓鬼会
聖徳太子が建立された46仏閣のうち、22番目に当る久宝寺は、当時河内国の佛法の中心地に位置していた。もともと久宝寺村の発祥のもととなった、その久宝寺のご本尊十一面観音は、現在この念仏寺に祀られて、久宝寺観音院と呼ばれている。念仏寺は、遠い昔は、金剛乗院と言い、諸願成就の寺であった。南北朝の頃には、念仏回向の寺になり、歩く姿の阿弥陀さんをお祀りした。また、不動尊や、地蔵尊、お薬師さんなどもあり、いまなお河内の庶民の寺として、厚い信仰を人々から集めている。
第3番   <御本尊> 延命地蔵尊   臨済宗南禅寺派
〒581-0003
大阪府八尾市本町5-8-1
TEL 0729-22-7749
<交通>
◎近鉄大阪線八尾駅から
 西へ徒歩3分。
<年中行事>
4月24日 大般若会 (練供養)
8月24日 施餓鬼会 (地蔵盆おどり)
当寺は聖武天皇の勅願所で、行基菩薩が勅を奉じて霊場を創建したに始まる。本尊は地蔵菩薩で、八尾地蔵として有名で弘仁年間に参議小野篁が尊容を彫み安置したと伝う。寛治2年に白河法皇が本尊の霊験あらたかなるを聞召され、高野山参詣の砌当寺に参詣された。康応元年足利義満もまた当寺に参詣し、梵鐘と「常光寺」「初日山」の2扁額を寄進した。また豊臣秀吉も病気平穏のため祈祷料を毎年寄進したという。徳川家康は、帰依した以心崇伝が当寺を抱え寺としていたこともあり、制札を出し、また徳川歴代将軍は朱印地を下附し当寺を手厚く保護した。
第4番  <御本尊>十一面観音   黄檗宗
〒584-0078
大阪府富田林市加太922
TEL 072-365-0562
<交通>
◎南海高野線大阪狭山市駅下車
北東徒歩13分。

第5番 
 <御本尊> 十一面観音   融通念仏宗
〒580-0025
大阪府松原市北新町1-10-5
TEL 072-331-0718
<交通>
◎近鉄南大阪線布忍駅から南西へ徒歩5分。
年中行事
8月9日 千日まいり
8月19日 施餓鬼会
10月17日 十夜会

73代堀川天皇、永興律師によって開基され、律師学徳の名高く熊野にて修行の砌、師の随身の一僧あり。
一生に法華経壱万部を読誦すべく発願すれども、意を果さずして中途にて死せり。されど白骨となりし後も尚読誦の声絶えず。3年後漸く願望成就して声絶えたり。しかる後吾は河内の者なり願くは河内の地に伽監を建立し衆生済度の道場とせよと、いい終り白雲と共に西方に飛び去れり。
永興律師は是を観音の化身と思い自ら5尺余りの像を刻み伽監を建立し専ら衆生済度につくせり。
第6番     <御本尊> 堀出観音   黄檗宗
〒587-0061
大阪府堺市美原町今井192
TEL 072-361-4419
<交通>
◎近鉄南大阪線松原駅から南へ徒歩30分。
<年中行事>
1月1日 祝聖
3月15日 涅槃会
3月21日 春季彼岸会
5月8日 盂蘭盆施餓鬼
10月24日 開山忌
12月31日 除夜鳴鐘
当山は、寛文12年閏6月19日(309年前)開山。即ち、初代慧極禅師が、41才の若さで進山されて誕生した。禅師は、後水尾天皇、4代将軍家綱、狭山藩主を始め、全国津々浦々の人々に帰依を受け、48ヶ寺もの開山となり、中本山としての法雲寺を築き上げた。また、萩藩主毛利公の絶大なる招請によって、菩提寺東光寺開山としても広く世に知られている。
当山が、黄檗宗法雲寺となるまでは、弘法大師が開創、七堂伽藍を完備、長安寺と称し、曹洞宗の僧宗月が住持していた。後に、慧極禅師を拝請して席を譲った。
宗月が夢枕に竹林中の観音様を見て自ら掘出した、青磁色の観音様は掘出観音の名のもとに秘佛として安置している。
第7番   <御本尊> 聖観音
             (避雷観音)
  融通念仏宗
〒582-0005
大阪府柏原市法善寺1-10-20
TEL 0729-72-1090
<交通>
◎近鉄大阪線法華寺駅から西へ徒歩3分。
<年中行事>
1月元旦 修正会
3月 涅槃会
3月 彼岸会
8月4日 施餓鬼会
9月 彼岸会
11月 十夜会
もと此地に、稱徳天皇(今から1200年前)の建立にかかる“法禅寺”と名づく七堂伽監があったが、天正(400年前)の頃全て焼失した。当寺は、法禅寺の塔中であったもので、後に再建されたものである。
伝説によると、古来より寺中に、壺の如き形の井戸があり、聖観音がまつられ、霊水が安産に霊験あらたかなるところより、壺井寺の名がついたという。又、中世、此地に落雷が多く、当時の住僧、観世音に避雷の祈念をし感応著るしく、以来、此地に落雷の害が少ないことより、避雷観音と称され信仰されている。
第8番     <御本尊>聖観音   曹洞宗
〒583-0847
大阪府羽曳野市大黒499
TEL 0729-56-0953
<交通>
◎近鉄南大阪線駒ヶ谷駅南200m。
<年中行事>
第9番  <御本尊> 十一面観音   曹洞宗
〒582-0017
柏原市太平寺2-12-18
TEL 0729-72-1425
<交通>
◎近鉄大阪線安堂駅から北東へ徒歩20分。
<年中行事>
4月17日 観音講
10月17日 観音講
当山は人皇33代推古天皇の発願により摂政の宮であらせられた聖徳太子の御建立になる名刹智識寺の法燈を継承する寺である。霊地を求めて当地に出御された聖徳太子は東方に一きは高くそびゆる丘山に御冠を置き給い遙か山麓を望み大寺建立を命ぜられた伝がある。この故事に因み丘山の峰と言い、当山の山号を得たのである。尓来幾多の変遷をへて明暦の年に開基万法院一峯以心老居士により現在の地に移転修復せられ宗派は曹洞宗にして永平寺に属し十一面観音をまつる。
第10番  <御本尊> 千手観音
  真言毘盧那宗
〒579-8011
大阪府東大阪市東石切町3-3-16
TEL 0729-81-1012
<交通>
◎近鉄奈良線石切駅から西へ徒歩5分。
<年中行事>
1月元旦〜3日 新年特別祈願大法要
2月4日 節分祈願法要
3月15日 涅槃会
4月8日 花祭
8月15日〜16日 孟蘭盆会 施餓鬼の法要
8月23日〜24日 地蔵会
3月・9月 彼岸会法要
笠置山の千手の窟で修行していた役行者は、不思議な「光り物」に導かれてこの地に至り、千手観音の出現をみられ、寺を建て千手寺と称され、里人はこの寺を俗に光堂と呼ぶようになった。後、弘法大師もこの寺に宿られ、当寺の守護神善女龍王の願いによって千手観音像を刻まれ、古い像を像内に納められた。その後幾許もなくして兵乱によって堂宇悉く焼失し、千手観音は自ずから深野池に飛入り、夜毎に光を放つ。それをみた在原業平は尊像を奉出し、寺を中興して五院を建立する。今の寺は上之坊の地に建っている。
寺蔵の不動明王2体は府の文化財。